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 小説版聖戦士ダンバインの主人公。地上界にいた頃から周囲の人間にジョクと呼ばれていた為、バイストン・ウェルでもそのあだ名で呼ばれる事が多い。バイクで後輩の田村美井奈と2ケツ(二人乗り)をしていた時に交通事故に遭い、バイストン・ウェルに墜ちた。物語当初から、それなりに異性にモテるタイプの青年だったらしく、第2巻でアの国の姫であるアリサ・ルフトを射止める事になる。その後も数々の女性が思いを募らせる対象となりつつ、カットグラを駆り数多の戦場を駆けめぐり、聖戦士の名に恥じない活躍をし続けた。オーラバトラーはカットグラ>カットグラUと乗り継いだのだが、カットグラ自身、性能的には大した事がない初期型のオーラバトラーであったところから見ても、そのオーラ力はアニメ版のショウ・ザマに比肩しうる程であろう。第二巻での地上界での恋人美井奈の死を乗り越えた辺りから、聖戦士としての自らの役割を考えはじめ、一度地上に出た後も、バイストン・ウェルに戻る事を願っていた。再びバイストン・ウェルに戻った後は、神とも言える存在ジャコバ・アオンからジャコバの剣(聖戦士の剣)を受け取り、カットグラUと共にオーラ力の何たるかを人々に示し続けた。最終巻では全ての悪しきオーラ力(ただ、悪しきという形容はもしかしたら当てはまらないかも知れないが)を聖戦士の剣で浄化しつつ、昇華していった。わかりにくい最終回だったが、僕的には地上界へと、杏耶子の子供として、転生して行ったのだと思った。全ての仕事が終わったのだから、全ての記憶も亡くして、新しい命として。

「オーラ世界なら、生まれ死に、そしてまた生まれる。その繰り返しをして、そのなかで教えるしかない」



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