アの国の騎士。ジョクとはわりかし気が合っていた様で、敵対していたのも、どちらかと言えばそれぞれの事情故といった感じだった。騎士として生きる事に重点を置きすぎた生き方をしていた為、登場当初は家を重んじ、多少不器用な生き方をしていた。一度、地上界へ行って機械文明を見てからは考え方が変わり、下克上を念頭に置いた立身出世を考えるようになっていった。地上界での名前の出てこない夫婦とのやりとり等が、バーンという愛すべき堅物をよく表していると思う。ステラという身分の低い情婦の事を気にかけたり、アリサがドレイクの元に戻った後も、ジョクに気兼ねしてかすぐに彼女を娶って身を立てようという気もなかった様で(無事戦争が終わっていたらどうしたかわからないだろうが...)、アニメ版よりずっと騎士らしいキャラだった。最後は急激に老いるという謎の死を迎えているが、地上界から帰ってきた時に情を通じたサラーン・マッキにオーラ力を吸い取られてしまったというのは納得がいかない。終盤、ドレイク軍に優秀なオーラバトラー乗りが次々と現れる中、ジョクとの戦いに迷いを持ってしまっていたバーンを象徴的に表した死に方だったのかも知れない。いずれにせよ、ジョク最大のライバルとしての死に方というよりは、聖戦士の強敵(北斗の拳風)としての死に方だった様に思える。
「あの女は丸腰のステラを殺した......この仇、とってやる」
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